むかーしむかし、タルト姉妹がりんごとタルト生地を乗せる順番を間違えて出来たとされるのがタルトタタンというお菓子。
タルトタタンはカラメルソースで煮たりんごと甘いタルト生地組み合わせのちょっとほろ苦い大人の味。
作り方は大きく2つ、煮りんご・カラメルソース・タルト生地を別々に作って型に敷き詰めて焼き上げる方法、型に直接生のりんごを敷き詰めてタルト生地を乗せて焼くだけという簡単な方法があります。(この場合でも砂糖がオーブンの熱でカラメル化します)
当レシピでは「煮りんご・カラメルソース・タルト生地を別々に作って型に敷き詰めて焼き上げる方法」で作ります。
もう一つの作り方に比べると手順が多く時間も掛かります。しかしこのタルトタタンは絶品。
りんごはしっとり柔らかでカラメルの色で染まりシックな感じになります。
そしてこのタルトタタン、通常はタルト生地のところをアレンジしてクランブル生地にしています。
土台の生地はザックザクで、トロトロ柔らかいりんごと相性が抜群。
一つ一つの作業を丁寧に。おいしいタルトタタンを作って見ませんか?
材料(18cmマンケ型2台分)
[煮りんご用] | |
りんご | 6個(正味1200g) |
グラニュー糖 | 120g |
水 | 大さじ3 |
[カラメル用] | |
グラニュー糖 | 大さじ5 |
水 | 大さじ5 |
[生地用] | |
薄力粉 | 250g |
グラニュー糖 | 大さじ2 |
バター | 60g |
全卵 | 1個 |
作り方
1煮りんごを作る
りんごは6つ切りにして皮を剥く。鍋にグラニュー糖と水([煮りんご用]のもの)を混ぜずに加えて中火にかける。全体が茶色になってきたらりんごを入れ、中弱火で1時間ほど汁気がなくなるまで煮る。りんごを煮ている間、2の生地を作る。
ときどき木ベラでりんごを崩さないように優しく混ぜてください。煮崩れ始めたりんごはボウルに取り出しましょう。
2クランブル生地を作る
バターを包丁でみじん切りにする。ボウルに薄力粉とグラニュー糖を混ぜ合わせ、みじん切りにしたバターをゴムベラで切るように混ぜる。全卵を別に溶いてから加え、ある程度なじむまで混ぜる。最後に手のひらで10~20回ほどこすり合わせ、ラップをして冷蔵庫で1時間冷やす。
<バターをみじん切りにする時は薄力粉を少量まぶすとやりやすいです。また、溶け始めたら冷蔵庫で冷やしながらみじん切りにしてください。
クランブル生地なので出来上がりはボロボロとていますが大丈夫です。
3カラメルを作る
型にサラダ油(分量外)を薄く塗る。フライパンにグラニュー糖と水の半量([カラメル用]のもの)を混ぜずに加えて中火にかける。全体が焦げ茶色になってきたらフライパンをゆすって混ぜ、残りの水を加えて混ぜる。型にカラメルを流しいれて荒熱をとる。
水を加える前のカラメルの火の入れ具合によって味が変わります。ほろ苦くおいしいタルトタタンにするためにしっかりと焦がし気味のカラメルを作りましょう。
4焼く
型に煮りんごを放射状になるように詰める。その上にクランブル生地を乗せ、手のひらでギュッと押さえる。210度に予熱したオーブンで30分~40分焼く。
硬くて大きいりんごから先に詰め、隙間に小さかったり煮崩れたりんごを詰めるときれいな見栄えになります。
5型から取り出す
オーブンから取り出して熱い内に、生地の上に皿を被せ、ひっくり返してから型を取り外す。
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